Ferrari World Abu Dhabi Spot (DC)

当社のアーティストたちが制作を手がけたのは、フェラーリ・ワールド・アブダビの新広告に使われる、フォトリアリスティックなクルマとローラーコースター。

今回のショート・ムービーは、自動車業界広告のベテランであるNico Kreis(ニコ・クレイス)がディレクションを務め、登場するフェラーリのF1レースカーやビンテージのフェラーリ GT250、フェラーリ・ワールドのローラーコースターはすべて、Platige Imageがデジタルで制作し、実写とシームレスに合成しています。

「私たちの主な仕事は、実際の車をコンピューターで生成されたアセットに置き換えることと、フェラーリ・ワールドにあるターボ・トラックのジェットコースターの一部を再現することでした。また、メインの建物もデジタル化する必要がありました。」(プロデューサー Mateusz Wiśniewski(マテウス・ヴィシニェフスキ))

チームが挑むのは、フェラーリ GT250のデジタル版を作成するという他に例のない挑戦。この車はたった104台しか製造されていないうえ、どの車もカスタムフェンダーになっていたりロゴの位置が違っていたりと、わずかに異なっていて二つとして同じものはないのです。Platige Imageはこれまでにこの2,700万ドルするクルマの1台を隅々までスキャンすることを許された唯一のスタジオで、スキャンには専用ドローンが使用されました。

「このデジタルのクルマに注いだこだわりは、これまでのどのプロジェクトにも負けません。GT250用の設計図やすぐに使える3Dモデルを持ち合わせていなかったため、撮影した写真に基づいてすべてを手作業で行いました。」(CGスーパーバイザー Marek Gajowski(マレク・ガヨウスキー))

完全なフォトリアリズムを目指していたので、チームは、表面ストラクチャーから光の反射まで、あらゆる細部を完璧に仕上げました。Marek Gajowski(マレク・ガヨウスキー)が特に自慢できるのは、デジタルのフォーミュラ1レースカーと実写環境の合成の仕上がり。この合成は、シーンの中に膨大な量の光源や他の大気の影響があったため特に難しかったのです。

ディレクターのNico Kreis(ニコ・クレイス)は、アバルトやジャガーのコマーシャル作品でもPlatigeと関わっており、「Platigeと働くのは本当に楽しかったです。Platigeには創造力と情熱にあふれたクルーがいて、最後の最後まで最高の結果を得るまであきらめないのです。」と語っています。