Jaguar 

Alessandro Pacciani（アレッサンドロ・パッチアーニ）の邁進は続きます。彼のポートフォリオに加わった最新作は、Platige Imageが制作協力したJaguarの新広告。

ハードルはいつものように非常に高かったのですが、今回出来上がったものもまた、Alessandro（アレッサンドロ）の才能を示すものとなりました。

見る者を都会のカーチェイスへと引き込むカメラワーク、編集、多くのVFXショットでのスタントシーンとCG要素の合成。それにShirley Temple（シャーリー・テンプル）が歌う名曲「Oh My Goodness」が加わり、クルマ業界のコミュニケーションのあらゆる慣習を打ち破るプロジェクトとなりました。

アジアの大都会の通りでの大規模な夜間撮影だったのですが、それには単に手配が大変であること以上の問題が伴います。広告全体で一貫した照明のシーンを作るのが不可能になるのです。さらに、さまざまな特性を持つ複数のカメラリグを自然光が多い複数の場所で使用していたため、VFXチームとポストプロダクションチームには今までにないの課題となりました。

そこで、複数の照明の条件をレンダリング中に完全に再現し、実写プレートとCG要素をシームレスに融合する合成の最終段階で、様々な光の見え方や、被写体のぶれやグレインと一致させました。それだけでなく、影の部分すべてで、ものすごい量のノイズも取り除きました。

音響のミックスと効果は、今回も、ハリウッドで高級車の音響効果といったらここ！といわれるSource Sound Incが手がけています。

Platige Image（プラティージ・イメージ）のチームの指揮を執ったのは、VFXスーパーバイザーのMarek Gajowski（マレク・ガヨウスキー）でした。

プロジェクトのメイキング映像は、近日公開予定です。ご覧になれば今回Platige Image（プラティージ・イメージ）チームが手がけた仕事の規模をお分かりいただけるでしょう。

どうぞお楽しみください！

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