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New Virtual Production project
See projectゲーム開発会社であるRelic Entertainmentは、戦略ゲーム『Company of Heroes 3』の壮大な復活を発表しました。
伝説のシリーズが長年の沈黙を破り復活し、2022年に初公開される予定です。トレーラーが既に公開されており、その制作をPlatigeのチームのアーティストが担当しています。
『Company of Heroes 3』では、イタリアや北アフリカの地中海沿岸地域での戦闘が可能になります。このゲームには多くの実績がありますが、Relic社はシリーズに全く新しいものをいくつか導入しています。例えば、建物の破壊は世界中のプレイヤーを大いに喜ばせることでしょう。また、派閥の数も大幅に増え、アメリカ軍、イギリス軍、ドイツ軍を操ることができるようになる予定です。Platige Imageはゲームトレーラーの制作を担当しました。
「ゲームではイタリア戦線を舞台に物語が進みます。連合軍はシチリア島の直後、大陸に移動しイタリアへの進出を開始しました。トレーラーでは、この瞬間を描いています。闇に紛れて上陸し、その後サレルノをイメージしたイタリアの小さな町で枢軸軍を攻撃するのです。シナリオには、さまざまなアイデアやバージョンがありました。制作期間の5ヶ月は脚本と絵コンテの作成に、9ヶ月は実制作に費やされました」と監督のTomek Suwalskiは語ります。
歴史の中で起きた出来事を印象づけるシーンをトレーラーの中で描きました。物語の主軸は、イタリア領を占領するドイツ軍に対して、複数の当事者(英雄)が協力して闘うというものです。さまざまな武器や車両の本格的なモデルを正確にマッピングすることが要求されました。ひとつの都市の中のさまざまな場所でアクションが行われます。全体の世界観に加え、広場やストリート、レストランやパン屋など、その時代に合わせてディティールを作り込みました。
「バラバラだったプランをロジカルにまとめなければいけませんでした。ディレクターが細部まで気を配ってくれたおかげで、アニメーターは素材を料理し素晴らしい世界を作り出すことができました。スクリプトを書く段階で、キャラクターのアウトラインはクライアントによって用意されていました。私たちの仕事は、適切な俳優をキャスティングし、そのイメージと演技をトレーラーに反映させることでした。シルエットや顔の3Dスキャンを駆使して、適切なモデルを作成しました。アクションだけでなく、演技の表現にも磨きをかけました」プロデューサーのPatrycja Romanowskaはこのように語っています。
トレーラーの最後にクレジットが終わると『Company of Heroes 』の舞台である北アフリカ戦線のティーザーが表示されます。この作戦は、伝説のドイツ軍司令官であるErwin Rommelのテントから発表されます。
「このプロジェクトは数十人のスタッフが、何カ月もかけて取り組んだ大規模でとても難しい案件した。これだけの規模のプロジェクトになると、緻密な作業量が膨大になります。セット、衣装、爆発、アクション、表情などの要素を全てひとつひとつデザインしなければいけません。このプロジェクトにおける最大の挑戦は、歴史的・軍事的な真実を限られた尺の中で、エキサイティングにストーリーを展開させ表現することです。キャストではポーランド人の俳優を採用できたこと、彼らの映像が世界で最も期待されているゲームのトレーラーの一部となったことを大変うれしく思っています。」Tomek Suwalski
すべての素材は、私たちのチームによって準備されました。クライアントは脚本から最後のサウンド編集まで関わり、Platige Imageは全ての制作プロセスを責任を持って制作しました。