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New Virtual Production project
See projectPlatige Image(プラティージ・イメージ)のチームは、Ellie Goulding(エリー・ゴールディング)がJuice Wrld(ジュース・ワールド)とコラボした最新トラック、「Hate Me(ヘイト・ミー)」のミュージックビデオでVFXを担当しました。当社のアーティストは、このアメリカ人ラッパーがメインで登場する40秒間を印象的なシーンにするVFXの制作に携わっています。
Saam Farahmand(サム・ファラマンド)が監督したこのビデオは、テクノロジーやソーシャルメディアが支配する世界で、愛や憎悪にかられた執着とつらい別れが複雑に絡み合う様子に焦点を当てています。当社のチームは、ブラックミラーの表面にリアルな傷を表現したり、Ellie(エリー)の動きと完全に一致した電話のデジタル効果を作ったり、映像にさまざまなデジタルクリーンアップや修正を加えるなど、様々なVFXを担当しました。
しかし、このビデオで作り上げた最も素晴らしいエフェクトは、Juice WRLD(ジュース・ワールド)が歌詞に合わせて煙を吐く40秒の連続シーンです。監督は、口から出る言葉と煙が完全に一致するよう、すばらしい指揮を執りました。「すでに25枚のショットを集めたライブラリが用意されていました。私たちの役割は、それを整理してまとめ、動きが一致するよう特定のフレームに統合することでした。リードコンポジティングアーティストのMaciej Prętki(マチェイ・プレツキ)は、このシーンの作業に2週間を費やし、素晴らしい仕事をしました。」と話すのは、CGスーパーバイザーのMarek Gajowski(マレク・ガヨウスキー)。
Juice WRLD(ジュース・ワールド)の映像で煙は重要な要素なので、映像監督のSaam Farahmand(サム・ファラマンド)は、この場面を完璧なものにすると決意していました。煙のシーンが完璧に出来上がってはじめてこのビデオが完成したといえるのです。ついに完成すると、ファンにクリップが公開されました。
初公開後の24時間で「Hate Me(ヘイト・ミー)」は YouTubeで300万回視聴されました。でも、監督を満足させたのはビデオが非常に好評を得たことだけではありませんでした。
「私は、愛、憎悪、執着、そして私たちのつながりがどれほど脆いものかを見せたかったのです。私はまた、Ellie(エリー)とJuice(ジュース)が初めてメディアに登場したかのように描写したいと思っていました。それから、Platige Image(プラティージ・イメージ)がこのクリップにもたらした芸術性を、視聴者にぜひ注目してほしいです。彼らがいなければ、私はやりたいことを大幅に削らなければならなかったでしょう。」と、映像監督のSaam Farahmand(サム・ファラマンド)は話しています。